【新唐人2013年06月24日付ニュース】6月21日早朝、中国の微博(ミニブログ)にある緊急メッセージが書き込まれました。“11人の弁護士が大連で開廷前の準備作業をしていたが、突然ホテルが警察に包囲され、今、警察が部屋のドアを叩いている”。弁護士によると、当日、大連市西岡区裁判所には厳しい警備が敷かれていたそうです。実はこの日、13人の法輪功学習者に対する裁判が予定されており、11人の弁護士が無罪弁護をするため各地から大連入りしたのでした。
21日午前、大連市西岡区裁判所には物々しい警備が敷かれ、周辺では随所で警察の姿が見られました。
法輪功学習者側代理人 唐吉田弁護士
「李蘇浜弁護士も法廷に入る予定でしたが、中山裁判所に拒否されました。今郭海躍弁護士と一緒に近くにいるはずです」
法輪功学習者側代理人 郭海躍弁護士
「私の依頼人は二人の弁護士に依頼を出していますが、当局は今 家族の出廷を求めています。一人に対し弁護士は2人だけというので、私が退きました。今外にはまだ私服警官がいます。車もたくさん止まっています」
情報によると、今回起訴された13人の法輪功学習者は、一般市民の新唐人テレビを視聴するための衛星アンテナの取り付けを手助けしたことが原因で、当局に逮捕されました。弁護士らは、法輪功学習者の行為は社会に危害を及ぼすものでもなければ、中国には新唐人テレビの視聴を禁止する法律がどこにもないとし、法輪功学習者らの無罪を主張しています。
法輪功学習者側代理人 唐吉田弁護士
「中共には明確で具体的な説得力のある規定がありません。だからこのような行為を犯罪として処理していますが、明らかに理不尽です」
北京の弁護士 王全章さん
「これは皆がわかる道理で、この国家は正しいことをしても、合法的な待遇を受ける国ではありません」
ウルムチ市民 張海涛さん
「民衆のためにテレビアンテナを取り付けただけで審判を受けるとは憤りを感じさせることです」
大連司法局は4月12日に予定していた一審裁判の前に、弁護士は依頼人のために無罪弁護をしてはならないと命じました。そのうえ、裁判当日大勢の警察を配置し、傍聴者を逮捕し、弁護士を殴打しました。中国当局はなぜ法輪功学習者への弁護をこれほど恐れるのでしょうか。また、衛星アンテナを取り付けることがなぜ違法なのでしょうか。
法輪功学習者側代理人 唐吉田弁護士
「合法性のない政権にとって、自分の統治を維持させるため、平素は虚言に頼り、特別なときには暴力に頼るのです。中共は全ての情報を独占し、特には社会の本質を知るための事件に対しては力尽くで、それを遮ろうとします」
ネットユーザーの張さんは、中国で起きている多くのことを中国国内メディアは報道しないので、新唐人テレビを通じて真相を知る事ができたと述べます。
ウルムチ市民 張海涛さん
「新唐人テレビ局は客観的に真相を報道し、それから評論や視聴者ホットラインを通じて、是非が判断できるようにし、真相を知るようにしています。もし多くの民衆が真相を知り、是非の判断ができれば、中共の邪悪なコントロールにとってはとても不利なことなので、中共は恐れるのです」
「六四天網」の創始者で人権活動家の黄琦(こうき)さんも、よく新唐人テレビを視聴すると示します。
「六四天網」の創始者 黄琦さん
「情報の流通を保障することはとても重要です。当局には法輪功の人達に対する逮捕をやめてもらいたい、即刻無条件に釈放すべきです。同時に中国の情報の自由な流通を保障し、民衆に自分の趣味によって、各種番組を選択できようにしてほしいです」
近年、多くの外国メディアも中国進出を狙っていますが、中国当局に門前払いされています。
法輪功学習者側代理人 唐吉田弁護士
「もっと多くの海外のメディアが、中国語でも外国語でもいいですが、封鎖を突き破り
中国に電波を送り、中国大陸の人が虚言から目覚めるのを手助けして、もっと多くの人に中国社会の病の根源がどこにあるか、どんな処方箋が必要なのかを知ってほしいです」
習近平主席は今年の全人代の閉幕式で、“理論に自信があり、路線に自信があり、制度に自信がある”と述べました。それならなぜ海外メディアの中国上陸を恐れる必要があるのか、なぜ民衆に判断させ選択させないのか、真理は強制的に注ぎ込むべきものではないと、唐弁護士は当局を強く非難します。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/06/22/atext918581.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/吉原)